弁護士のセカンドオピニオンで分かったこと

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ビジネスマンが説明している

第3回目の調停後、弁護士の酷い対応にショックを受けてしまい、辛すぎて食事も喉を通らず、夜も眠れません。信じた相手に裏切られる、、、何度味わったら良いのでしょうか。私はこのまま調停を続けるべきか、それともいっそのこと取り下げして時期を待つ方が良いのか、あれこれ悩んでしまい、辛くて夜も眠れません。



ネットで調べたら、同じように弁護士で悩まれて苦しんだ方が多いようで、何のために雇ったのか、自分でやった方がまだマシだったということも沢山あるようですね。



住宅ローンの支払いについて、元夫名義で銀行に借入れしており、収入合算した実父も亡くなり、ずっと元夫ひとりが支払い義務を負うと思っていました。別居してからも支払っているのは元夫だけです。



しかも離婚時に売却しようにも、売ったお金よりローン残債の方が多いオーバーローンになりますから、売ることが出来ません。しかも土地は私と実母のものだから、結局家のローンは元夫がずっと払い続けなければならず、私が住み続ける場合は、全てのお互いの財産の合計額から残債分を差し引いて折半する、と思っていました。



ところが私の弁護士は、yumikoさんが家を貰うんだから、yumikoさんが受け取る財産からローンの残債金額全てを負担することになる、と言ってきました。どこをどう調べてもそれはおかしい、、、この弁護士は嘘を言っているのではないか、私はももう完全に疑いの眼でしか見ていません。



それからもうひとつ不安なことがありました。それは、不倫相手の住所は探偵に調べてもらって特定出来ていましたが、その探偵さん個人的に調べてくれたために、電話で報告を受けただけだったので、本当にこの住所で正しいのかどうかが不安に思っていました。



なので弁護士に直接、この住所で本当に合っているか不安なので調べてもらえませんか?と聞いてみると『無理です、それは出来ません』と即答でそっけない返事が返ってきました。



そんなはずはない!簡単に調べられるはずと心の中で思いましたが、無理だと言われて諦めました。でもずっと気になっていて、どうにか調べる方法はないものかと思っていました。でもこの弁護士は、不倫相手に慰謝料請求するつもりはなかったんです。だからそっけなく無理だと言ったんですね、それは後に弁護士本人の口から判明します。



お医者さんの世界ではセカンドオピニオンは当たり前の時代です。
私の考えが正しいかどうか、不倫相手の住所の確かめ方など色々と聞きたいことがあります。
それにはやはり、弁護士さんに聞いてみるしか方法がありません。



弁護士の世界ではどうかなのかと思ってネットで調べてみたら、セカンドオピニオンを受ける弁護士さんは思っていたよりも多くいらっしゃいました。依頼中の弁護士に不安や疑問がある、方針に納得いかない場合は、セカンドオピニオンは有効な手段でおすすめと書いてありました。弁護士の進め方次第で結果が大きく変わる可能性があるそうで、やはり弁護士によりけりのようですね。



別居する前は、まだ具体的な相談は出来ませんでしたが、今なら直面している調停の状況を詳細に語れます。何より私の弁護士の考えが正しいのか、間違っているのかをきちんと聞くことが出来ます。
入念に調べて、2軒ほど予約して相談することにしました。どちらともセカンドオピニオンを推奨しているところで、予約時にきちんと事情を説明して確認してあります。念のため、今の弁護士と違う弁護士会の先生を選んだので、安心して相談に行かれました。



最初にうかがったS弁護士は、見た目40代前半くらいの若手で、はきはきした物言いの先生でした。私が事情を説明したメールをプリントアウトした紙を片手に、色々質問してきました。私は出来る限り今の状況を事細かに説明して、これから向き合う財産分与、不倫・精神的経済的虐待の慰謝料、家のローンについて色々うかがいました。



一番印象に残ったのは、『精神的虐待なんて全然裁判では認めてくれません。だって旦那さんに暴力を振るわれて血だらけになって救急車で運ばれた人がいましたけど、それでさえやっとDVだって認められるぐらいなんですよ。裁判官も一人で沢山案件を抱えていますからね、その中でよっぽど目につくようなものじゃないと、認めてもらえないんですよ。』



財産開示についても『相手が預金通帳の開示を拒否した場合、弁護士照会をしたり裁判所から銀行へ調査嘱託をお願いするんですけどね、今は個人情報保護法でうるさいですから、例え裁判所からであっても銀行から開示させるのは難しいんですよ、特に〇〇銀行は絶対出してくれませんから、あれは酷いですよ』



こんな情報は、いくらネットで検索しても出て来ない情報です。
でもこれは今現在の状況であり、時代が変わればまた答えも変わってくる、数年先は分かりません。



そして一番聞きたかった住宅ローン支払いについて返済表を見せると、『これ、あなたにも支払い義務があります、亡きお父様が保証人って書いてありますよ、娘のあなたが相続していますからね、弁護士だったら見ればすぐ分かりますから、あなたの弁護士も絶対分かってると思いますよ笑』はあーやっぱりそうだったか、、、私の予感的中、あの時弁護士は分かっていてわざととぼけていたんですね。



私のローン残債負担についての疑問に対しては『財産分与は、普通は全部財産金額を出してその合計からローン残債を差し引いて計算します、全部あなたが払う必要はありません』と言われました、、、やっぱり思っていた通りでした。



次にうかがったM弁護士は、S弁護士と同年代のやり手といった感じの方でしたが、最初にものすごく丁寧に話を聞いて下さいました。この先生も財産分与のローン残債の支払いに対しては、私が家を貰うからといって私が全て支払うものではないとの回答でした。



とても優しい先生で、財産分与について、元夫がどれくらい財産があれば、私が最終的に得をするのか、親身になって電卓をたたいて一緒に計算してくれました。FPの資格も持っている先生で、私が離婚後も今の家に住み続ける場合、どのようにしたら良いのかもアドバイスしてくれました。



元夫が住んでいなくてもローンの支払いが続く限りは銀行は調べたりしない、住宅ローンの名義を変えるのは難しいが、家の名義を私に全て変えても法律的に何も問題はないから、私がそのまま住む場合は相手に協力してもらって全て私名義に変更した方が良いと教えてくれました。これでローン支払いが滞っても、家主に無許可で競売にかけられる心配もなく、安心して住むことが出来ます。



それと、不倫相手の住所がこれであっているかどうか分からないから調べたいと言うと『ここで簡単に調べられますよ』とご自分のパソコンの画面を見せながら、分かりやすく説明して下さいました。



不倫相手の所在地の法務局に電話して地番を聞いて、登記情報提供サービスといって登記所が保有する登記情報をインターネットを使用してパソコンの画面上で確認できるものがあり、有料になってしまうがPDFファイルで提供してくれるとのこと、これで不倫相手の名前が確認出来れば間違いないということでした。おかげで帰宅後にすぐ調べて、無事に確認することが出来ました。



そして一番有難かったのは、調停の途中からでも、今の弁護士に変わって引き受けても良いと強く言って下さったこと、今でも心から感謝しています。本当に救われました。ずっとこの言葉が心の支えとなって、辛く苦しい調停を最後まで頑張って闘い乗り切ることが出来ました。



こうしてセカンドオピニオンに行ったことでかなりの収穫を得ました。
分かったことをまとめると

  • 住宅ローンは私にも支払い義務があること
  • 財産分与は住宅ローン残債分を引いた総額を双方で折半する
  • モラハラはよほど重症でない限り認められない
  • 〇〇銀行など裁判所からの命令であっても預金口座の開示はしない
  • 住宅ローンの名義は変更できないが、家の名義は変更可能で法律上も問題ない
  • 不倫相手の住所は地番が分かれば登記情報提供サービスで有料で確認できる
  • 今の弁護士を解任しても引き受けてくれる弁護士がいること


危うく自分の弁護士の言うことを鵜吞みにするところでした。疑問に思うことは放っておかず解決しておいて良かった!私の弁護士は信用出来ないとはっきり分かったことで、今後はこの弁護士は居ないものと思い、自分一人で調停に臨んだ方が良いと考えを改めました。と言っても解任することはしません。着手金がもったいないですから、出来る限り弁護士を上手く使って私の臨む方向に仕向けようと思いました。



いざとなったら代わりの強力な弁護士が控えています。もう怖いものはありません。
私の情報収集はまだ続きます。

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