元夫が調停条項案に反論してきた

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意見が食い違う若い男性と高齢の男性の手元

前回の調停で、弁護士が調停離婚成立へ向けての調停条項案を作成することになりました。
内容について、全て満足のいくものではありません。
でも必要最低限の条件はクリア出来ているので、元夫がこの条件で応じるなら、妥協しても仕方ないと諦めました。



調停後は弁護士から調停条項案を作成出来たらメールで送ると言われていたので、前回調停前日まで、財産隠しの証拠などの一覧を作るのに必死でほとんど寝られず、心身ともに疲れ果ててましたから、暫くは何もしないで体を休めようと思っていました。



ところがどっこい、休んでいるどころではなくなりました。
弁護士からこんなメールが届きました。
すみませんが、わけの分からないところはすっ飛ばしてお読み下さい。
※注意:来たメールそのまま記載しています。

yumiko様

元夫氏から、以下のメールが届きました。

元夫氏メールの1.については、当方が調停委員から聞いている内容とは異なりますので、こちらは、調停委員から聞いている内容で調停条項案を作成するつもりです。

それに対し、元夫氏から異論があるのであれば、書面で対案を提出するなりせよ、という対応を取りたいと思います。

2.は基本的にそれでよいと思います。

3.については、ご検討下さい。

代理人弁護士 〇〇より


〇〇法律事務所

弁護士 〇〇〇〇様

元夫です。

 次回期日6/29に向けて調停条項案をご作成いただく流れになっていると思いますが、これに関して取り急ぎ3点ご連絡いたします。

1.退職金分等の支払いについて

 退職金分半分の約〇〇〇万円と追加の700万円について、多少やりとりの齟齬がありました。調停委員の方からは私が「年払」の意向とのお話があったと思いますが、私の意向は正しくは「月払」です。

 これを踏まえて経緯と妥当と考えるラインをお示ししますので、調停条項案の作成に当たってご検討ください。

〇経緯①:調停委員の方と申立人との間であった話の内容(であると調停委員の方から私が伺った内容)

・退職金分半分の約〇〇〇万円について、〇〇〇.4万円の年払を5年間(※〇〇〇.4万円=〇〇.7万円×12か月)。

・追加の700万円について、年額100万円の年払を7年間。

・これらに関して、最初の〇〇〇.4万円(と追加の700万円のうち50万円を一次金として?)を本年7月末限で支払って欲しいとの申立人の意向あり。

〇経緯②:私の本来の考え

・退職金分半分について、〇〇7万円×12か月の月払いで5年間(※退職金の半分の〇〇〇万円の足らずじまいは適宜調整)。

・追加の700万円について、年間100万円を月払いで7年間(※毎月8.3万円程度か)。

・一次金については、住宅ローンの完済を考えれば、追加の700万円分の前倒しとして50万円+αが限界。

〇これらの経緯を踏まえて私が妥当と考えるライン

・退職金半分について、〇〇.7万円×12か月の月払いで5年間(これを「A−1」とします)とし、

 足らずじまいの〇〇万円(〇〇〇万円−〇〇.7万円×12か月×5年)を一次金として最初に支払い(これを「A−2」とします)。

・追加の700万円のうち660万円を「A−1」の支払いの後に10万円×66か月(5.5年間)の月払い(これを「B−1」とします)とし、

 差額の40万円を一次金として最初に支払い(これを「B−2」とします)。

・なお、一次金とする「A−2」と「B−2」の合計額を、本年7月末限で支払い。

(※端数の整理と月払の額を分かりやすくするため、追加の700万円のうち月払の額を毎月10万円に調整しています。)

2.住宅ローンの完済について

 住宅ローンの完済に当たって、住宅金融支援機構の受託機関である〇〇銀行(ローンセンター)から自宅に書類を送付してもらう必要があります。

 この書類は銀行に届け出ている住所にしか送付できないとのことですので、以下の点についてご了承いただきたく存じます。

〇ご了承いただきたい点

・yumiko殿及び弁護士様にご了承いただけたら、私の郵便物の送付先を「yumiko殿の自宅」に変更します(つまり、郵便局に私の住所を「yumikoの自宅」に変更する転居届をします。)ので、銀行からの書類が届いたら宅配便等で当該書類を私にご送付いただくか、私の現在の居所にご持参ください。

(※その際、銀行から届いた書類は、そちらで開封して、内容等を確認してコピー等していただいて構いません。)

・郵便局に転居届を出すことにより、私宛の郵便物は「yumiko殿の自宅」宛て及び元夫宛ての双方が全て「yumiko殿の自宅」に届くことになります。つきましては、yumiko殿の自宅に私宛の郵便物が届いたら、一定程度まとめて宅配便等で元夫までご送付ください。(※急ぎと思われるものがあれば、封筒等をまずは写メしていただけると幸いです。)

〇ご了承いただけた場合の完済までの流れ(※手続きに多少時間がかかりますので、早めにご了承のご返答をいただければと存じます。)

・私が郵便局に転居届(※郵便物の配達先が実際に変わるには、5営業日くらいかかるようです。)。

・5営業日後程度たったところで、私が〇〇銀行(ローンセンター)に完済のための書類送付を依頼(※支払い日は最短で25営業日以降の日付の模様です。)

・簡易書留等でyumiko殿自宅に送付された銀行の書類を、弁護士様等が私宛に宅配便等で送付。

・yumiko殿が必要書類をそろえて銀行に書類を送付。

・支払日の前日までに私が完済額を入金することにより、住宅ローンの完済が完了。

・完済完了とともに、銀行から抵当権抹消登記に必要な書類がyumiko殿の自宅に送付される(※この書類はyumiko殿の方で開封の上、抵当権抹消登記の手続きにご使用ください。なお、コピーを私あてに宅配便等で送付いただけると幸いです。)

・yumiko殿が抵当権抹消登記を登記所において行えば、抵当権抹消登記が完了。

3.私の荷物について

 昨日の期日において調停委員の方から、私の荷物を自宅にまとめてあるので、後は私の費用負担により荷物を持ち出して欲しいとのyumiko殿の意向であると伺っています。

 つきましては、まずは私の荷物が自宅でどのような状況になっているか、至急写メを送っていただけないでしょうか?

 今後の段取りを組む上で大切なことですので、至急ご対応いただけるようお願い申し上げます。

以上

また開いた口が塞がらない状態に陥りました。
前回調停で調停委員と弁護士が、調停条項の記載内容に誤りがないよう、何度も申し合わせて確認しています。



もちろん、元夫もその内容で承諾したと調停委員から聞いています。
それなのに、直後に自分の意向に反していると弁護士に言い出してくるなんて、一体どういうことかさっぱり分かりません。



1.の退職金分等の支払いについて、年払いじゃなくて月払いで『A−1』とするとか?途中から何言ってるのか理解不能だし、『適宜調整』『足らずじまい』とかいう単語を調停条項として書けるわけがありません。
誰からも読んでもらえない文章を書く、完全に仕事が出来ない人間のやることです。



2.の住宅ローンの完済手続き書類云々についても、元夫の今住んでいる賃貸マンションのすぐ目の前に、その銀行のローンセンターがあります。直接出向いて手続きすれば、余計な手間はすべて省かれます。
それを弁護士に伝えたら『そんなの仕事をちょっと遅らせて行けば、簡単に済むじゃないですか?一体何を考えているんだ?!』と呆れてました。



3.荷物についても、元夫に写真を送っても、結局引っ越し業者が来ないことには話になりません。
これに対する私の回答です。

早く引っ越し業者を決めて、業者からこちらに連絡してもらい見積りを取りに来させて下さい。
引き取りたい日時もいつ頃か、数日候補(土日のみ)を決めてから見積りに来させること、最終的にこちらの都合と相談の上決定したいと思います。
写真は業者に撮らせてそれで判断して下さい。尚、そちらが不要品と見なした物についても、こちらが勝手に処分出来ませんので、そちらで引き取ってから処分をお願いします。
どうしても不要品処分をしたい場合は、処分出来るものに限り、引っ越し業者費用とは別途、こちらがお願いする不要品回収業者費用全額をそちらで負担することを条件に相談に応じます。それ以外はお受け出来ません。


本当にローンの書類の件にしろ、引っ越しの件にしろ、意味がないことを必死にやろうとしている元夫は、私からしたら本当に〇呆としか思えません。



暫くごちゃごちゃと余計なやり取りがありましたが、結局調停条項案についての反論は、次回調停までに対案を提出すること、住宅ローン完済手続き書類のやり取りは了承する、引っ越し業者の手配をすることを弁護士からしっかり伝えてもらいました。



その後まもなく、弁護士から調停条項案を作成したので確認して欲しいとメールに添付されて送られてきました。
調停委員と申し合わせた通りの完璧な調停調書となってました。
私もこれで了承し、このまま裁判所へ送られました。



そして次回調停期日の前日、弁護士から『書面になるか分かりませんが、元夫殿にとって書面なるものが裁判所に提出されましたので、添付致します』と言って送られてきました。
この書面について、次回お話したいと思います。


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