第2回離婚調停 婚姻費用決定

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12月25日クリスマスの日、私は朝早くから裁判所へ向かっていました。
世間はクリスマスなのに、私は暗い気持ちでとてもケーキなど買って食べる気にもなれません。



突然、元夫が私に本来支払うべき金額に近い婚姻費用を振り込んできたのも不可解で気になっていました。
別居当初は、元夫が自分で算定表に基づいて計算して多めに渡すと言って15万くらい振り込んできていたのに、嫌がらせでやったと思うのですが、9万円に減額してきました。



それでは少なすぎると弁護士と相談して、離婚調停と合わせて婚姻費用分担の請求の申立てをすることにしたのですが、それなのにまだ何も話していないのに、13万円振り込むことにしたのか?全く理解に苦しみます。



それなら最初から減額しなければ良かったのに、これもまた無駄な行動で余計な人の手を煩わせる迷惑行為です。それに婚姻費用を調停で決める方が法的拘束力があって逃れられないから、元夫はそれを避けた方が良かったと思うのですが、自分が不利になることをわざわざするなんて、本当に頭が悪い人ですね。



とにかく、今日は婚姻費用が決まれば良いという一念でこの日を迎えていました。
早速、調停室に弁護士と入ってすぐに、最初に元夫から13万円振り込みがあったことを調停委員に話しました。



すると男性調停委員から『前回の調停で元夫さんに、本来なら婚姻費用13万円くらいが妥当な金額ですよ』と話したら、『今度はその金額を振り込みます』と元夫が返事をしたのだそうです。その話は初耳でした。隣にいる弁護士も私も今初めて聞きましたと答えました。



調停委員は前回私達の2回目が終わって帰ってから、その後の元夫と話した後でのことだったのでと弁解してましたが、それならそうと弁護士の方に事前に連絡して欲しかったと思います。元夫は自分で計算して分かっていたはずなのに、調停委員からそう聞いて素直に応じたというのも、何だかモヤモヤします。



それに、私の非課税証明書『所得ゼロ』を見せると、男性調停委員はまた賃金センサスのこと言ってきます。私も前回それを言われて、自分で色々調べてみましたが、やはり50代半ばともなるとパートでもなかなか仕事が見つからない、ましてやコロナ禍で若い方も職を失っていると聞きました。
その賃金センサスで見ると私の年齢で働けば、経験があるなし関係なく年収100万円となるそうです。



そういう見解で裁判所は良いのですか??
そんなんだから女性は仕事を辞めないし、ますます子供産まなくなっちゃいますよ??
日本の少子高齢化を進めているのは司法もなんですね。これで裁判所が嫌いになりました。



前にも言いましたが、私は個人事業主ですが、元夫から収入は扶養内で収まっているから事業者届けは出すな!!ときつく言われて、確定申告したくても出来ませんでした。だから本当は開業届けを出して事業申告したかったのに、それを妨げたのは元夫です。もう邪魔する者は居なくなったので、翌年から税務署に開業届を出して、青色申告も出来るようにして、私の所得は確定申告後、正真正銘『所得ゼロ』です。複式簿記は大変でしたが、無事青色申告が出来て気分がスッキリしました。



だからその時に確定申告していたら確実にゼロと認められて、婚姻費用ももっと違っていたと思います。ですが、この時は証明しようがなく、調停委員の押し切られて収入として賃金センサスを受け入れるしかなかったのです。
元夫の所得は案の定、課税証明書を持って来なかったようで、私が役所で自分の分と一緒に取った課税証明書が適用されました。これがあって本当に良かった!!



後は算定表を基に住宅ローンや元夫の賃貸住宅のお金も考慮して無事婚姻費用が決まりました!!
金額は13万7千円でした。
勿論、元夫も合意しました。



この婚姻費用決定の調停調書読み上げを調停室で裁判官、申立人と相手方と双方合わせてするのですが、私は代理人弁護士にお任せして、終わるまで待合室で待っていました。



途中男性調停委員が、私が別居前からずっと預かり持っていた、元夫名義の銀行通帳(元夫からの婚姻費用が振り込まれていた家計通帳)を取りに来ました。婚姻費用は私名義の銀行口座に振り込まれるようになるので、もう元夫の通帳は必要なくなります。この時にキャッシュカードも一緒に渡したのですが、このことが騒動を引き起こします。



ずいぶん長くかかっているなあと思って待っていると、弁護士が苦笑いのような渋い顔で帰ってきました。
そして私に『ちょっと色々あって、大変だったんです』と言うのです。



私はまさかそんなことになっていたとは、、、と開いた口が塞がりませんでした。
詳しいことは次回お話します。

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