元夫の当面の荷物も渡し終わって、家の塗装リフォーム工事、火災保険の審査も無事通過したと連絡が来て、やれやれとホッとしている頃でした。
元夫に火災保険会社から、無事に保険金がおりる通知が届いていました。本当は私達の自宅の届くはずでしたが、元夫がちょうど別居して転送届を出したタイミングだったので、別居先に届いてしまったのです。
因みに火災保険は、元夫と私の実父の名義になっていました。父は亡くなっており、娘の私が相続人ですので、請求する権利は私にもあります。なので元夫が請求人でなくても、何も問題にはならないと塗装会社の社長さんにも言われてました。
ですが、元夫から驚愕のLINEが来ました。
3つの質問を送るので回答をお願いします
土曜日の午前中まで回答を待ちますので、立て板に水の回答ではなく、真摯に回答してください。
①仮に犯罪を構成する要件を満たさなかったとしても、今回の保険金請求は、私がその場にいたらおそらくしなかっただろう事案です。
私の妻を20年以上している貴女なら、住宅金融支援機構が〇〇〇〇省の所管法人であり、私がその〇〇にかかわりうることは、十分に理解できたはずです。
その住宅金融支援機構の特約火災保険に関して、台風15号(昨年9月9日)による具宅的な被害を認識しないグレーな状態で保険金請求をすることは、私の立場と信用を大きく失墜させうるものです。
②「当人同士はやめろ」は、夫婦関係のことと理解すべきです。
ですから、「用件を聞いた上で夫婦関係のことならば、当人同士はやめろ」が正しいはずであり、大人ならばそのように対応すべきではありませんか。
③「誓約書を書け、書かないなら2度と顔を見せるな」とのことですが、私は誓約書を書くつもりはありません。
そちらが、2度と顔を見せるな、ということであれば、
1.それでは、離婚届を提出して私との縁を切ってください。
2.私の名義になっているものを全部名義変更してください。
3.そして、私の荷物を全部出してくれれば、関係が清算されます。
4.そうすれば、二度と顔を見せる必要がなくなります。
5.要するに「金」であれば、早く条件闘争してください。
というのが、私の答えになります。
私の答えに対する、貴女の考えを回答してください。
いきなり、こんなLINEが来て???でした。
ちゃんと保険会社から査定する方が来て、屋根の釘が飛んでなくなって、反って取れそうになっている箇所などをチェックして、間違いなく台風による風災だと認定してもらいましたが???それにグレーって何???
どの台風で被害があったのかなんて、その時にすぐ屋根のぼってみない限り分からないし、判断しようがないって保険会社さんの方から言ってもらえましたけど??
それに誓約書を書くのが悪みたいに言ってますが、女ともう二度と連絡を取らないって自分から言ったくせに、それを破って裏切っていたのはあなたでしょ?!口約束が守られないなら、ちゃんと効力のある書面を書いてもらわないともう信用出来ないって言って何が悪いの??
それに離婚の条件などの話は、別居してゆっくり考える、気持ちが決まったらその時は、直接ではなく第三者を介して話をすると何度も伝えています。でも元夫は一方的に自分の都合ばかり言って話になりません。そもそも、そんな都合良く別れようだなんて無理に決まってるでしょうが、、、。
もうこの人に何を言っても無駄だって諦めて、返事をしませんでした。
そしたら、このLINEの来た日の夜、家のインターフォンが鳴りました。嫌な予感がしてモニターの画面を見てみると、そこには元夫の顔が映っていました。
家には私の他に、母と長女がいました。
『ピンポーン』
何度か鳴りましたが、応答しませんでした。すると、、、
『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』
今度はドアを拳で叩く音が『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』そしてドアノブを引く音が『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』
暫くするまた『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』
今度は1階の窓を叩く音が『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』
ドアノブを『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』
『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』『ピンポーン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ドン』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』『ガチャ』
元夫が行ったり来たり、インターフォン、ドア、ドアノブ、窓とあちこち叩いたり引っ張ったりの繰り返しで大音量が鳴り響きました。これが10分以上交互に続きました。ご近所の方も気付いたようでもう大迷惑です。
弁護士に言われていた通り、スマホで動画撮影もしていましたが、さすがにやめそうになかったので、長女が『私が警察に通報する』と、、、
110番通報し、長女は『何か50代くらいの不審者の男がインターフォンを鳴らしたり、ドアを壊そうとして入ろうとしている!』と言って必死に伝えました。50代男の不審者って、、、私はそばでスマホ動画を撮りながら苦笑いしてました。
通報から10分程度でバイクに乗った警察官4名ほどが我が家に到着。モニターで確認したら、何と元夫が自分から警察官に近寄っていました。
最初は警察官が来ても、ドアを開けなかったのですが、警察官が元夫に事情を聴いているのが分かって、一人の警察官の方が、自分ひとりが入りますから安心してドアを開けるように言ってくださったので、恐る恐るドアを開けて入ってもらいました。
入って下さった警察官の方に、今外にいるのは別居している夫で原因は夫の不倫、家に来たら警察に通報するよう弁護士から言われていたこと等全てを話しました。
警察官の方はずっと元夫が『俺出て行く』って口癖のように言っていたと話すと『それじゃ出て行けて良かったじゃないですか。不倫ですか!それは許せませんね!!』と力強く言って下さって、とても嬉しくて涙が出ました。
家の中と外にいる警察官との間で無線でやり取りしてましたが、元夫はかなり興奮していると言ってました。
しかも、私が『保険金詐欺をしたと思って心配してやって来た』と言っているとのこと。
『保険金詐欺?!』
もう開いた口が塞がりませんでした。私が保険金詐欺をするってそんなわけないでしょ??まさかそんなことを言われるなんて思ってもみませんでした。
暫く警察官の方たちに、保険金詐欺ではないから心配はいらない、今日は帰った方が良いと説得された元夫は、渋々帰って行きました。でも警察官にこんな捨て台詞を吐いていったそうです。
『また世話になるかもしれないよ』
この言葉にぞっとしました。警察官も『ご主人また来るかもしれないですね』と心配して下さいました。こんなにご近所にもご迷惑をお掛けしているのに、また同じことをされたらここには住めなくなる、、、もう私達の手には負えないと本気で離婚を考えるきっかけとなりました。
翌日、相談に行っていた弁護士事務所に電話して、昨夜のことをお話してすぐに対処方法を相談したいと連絡しましたが、来週になると言われて諦めていたところ、折り返し弁護士事務所から今日の夕方なら時間が取れると言われて、その日早速相談に行くことにしました。娘達もたまたま仕事の都合をつけて一緒に行けることになりました。
この時に弁護士と正式な委任契約をすることになります。
弁護士が代理人として間に入ってもらえることをとても有難く思いました。
いよいよ離婚に向けて、家裁への離婚調停の申し立てとなります。
コメント