第4回離婚調停 裁判所が調停を早く終わらせようとする

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スマホを操作するビジネスマン
調停中私に電話をしてくる弁護士

この日の調停は、私は欠席ですので、その時間は家にいました。
心配していた母のがん治療の副作用は思ったほど酷くなく、また予定していたイベントはコロナの影響で中止になってしまいました。



なので、本当は調停に行こうとすれば行かれたのですが、弁護士との打ち合わせも終わって無理に行く必要もなかったし、何より裁判所には本当に行きたくなかった!!



調停の日はいつも、朝早く家を出て開始時刻1時間前には裁判所に到着、身なりを整えてまだ誰もいない控室で弁護士を待つ、やっと来た弁護士は全く愛想なし。開始時刻に調停委員が呼びに来て、弁護士と調停室へ入って話し合い、その次に呼ばれるまでまた控室で待つ。



待つ間、話をしようと弁護士に話しかけるも、弁護士は自分の聞きたいこと以外は、驚いたことに途中から無視して、おとなしくなったと思ったら居眠りを始める。お疲れなのは分かるけど、クライアントの横で半分いびきかいて寝るなんてことあるの?!調停前の打ち合わせもしないんだから、こういう時に色々話を聞いてくれても良くないですか??



それに離婚調停はあくまで夫婦での話し合いの場であるはず。それなのにこれまで調停では、常に裁判になった時にどうなるかを杓子定規に考えて方向づけするだけで、私達夫婦の個別の事情などほとんど考慮していません。弁護士までも足を引っ張ってきます。



私が、元夫は不倫相手にもせかされていて、早く調停を終わらせたくて仕方ないんだから、よっぽどこちらの条件が酷くなかったら譲歩するだろうと言ってるのに、その意向に沿って動いてくれません。なぜそんな頑なに既定路線に乗せたがるのか、依頼者の希望に沿って最大限努力しようとしてくれないのかが分かりません。



婚姻費用も退職金でも、元夫はくそ細かい人間で、何千何百何十何円と言った一円単位で細かい計算をして出してきているのに、弁護士は普通は千円単位は切り捨てるからと言って数千円単位の端数を切り捨ててきました。でもそれは不公平になりませんか?相手が細かく出してきてるんです、こちらも同じように出さないと私が損をしてしまうことになりませんか?弁護士さん、あなたスーパーにお買い物に行ったことありますか?野菜が数十円値上がりしただけでも買うかどうか迷うんです。
銀行に預金しても利子が数円しかつかないご時世で、数千円の差は大きいです。



でもそういえば、調停委員も退職金を大雑把に35万円も端数切り捨てで計算しようとしましたよ。私が慌ててそれを指摘して上乗せさせましたが、この時も弁護士が横で聞いていて何も言いません。あなたがたにとってそれぐらい大したことない金ですかね、、、一般庶民には分からない価値観です。



そんなことを考えながら、調停の時間を過ごしていると、突然私の携帯が鳴りました。知らない番号からでしたが、ピンときました。たぶん弁護士からでしょう。嫌な予感しかしませんが、出るしかありません。



弁護士『yumikoさんですか?弁護士の〇〇です。今まだ調停中なんですが、調停委員さんと次の調停の日程を決めようと話してまして、次回調停は5月〇日yumikoさんにも出席して欲しいのですが、6月の日程も決めてしまいたいので、〇日か〇日、それと29日はいかがですか?』いきなりこんな電話がきました。
私『5月は行かれますけど、6月はえーっとちょっとまだはっきり予定が分からなくて、、、7月以降ではダメなんですか?』本当は出来るだけ調停を先延ばしにしたいのですが、それはダメなんですか?と言いたかったのですが、さすがにそれは言えません。



すると調停委員と話しているのが聞こえて『7月は元夫さんが移動なるかもしれないから、来れるかどうか分からないというので無理です』とのこと。でもさっきから疑問に思ったことを聞きました。私『どうしてそんな先のことまで急いで決めてしまうんですか?』そう言うと弁護士から驚くべき答えを聞きます。
『今はね、コロナ禍で調停室が取りずらい状況で、裁判所が話が進みそうな調停は、もうなるべく先まで取っておきましょうと協力してくれているんですよ』



は?!うそでしょ??公平である裁判所がそんなことするの?!コロナ禍で調停が進まなくて困っている方が大勢いるっていうのに、そんなこと平気でするなんて、、、悪いけど私は頼んでないし、そういうずるいことは大嫌いで迷惑だから、順当に待っている方たちを先にしてあげて下さいよ!!裁判所って案件によって忖度するところだったなんて初めて知った、、、もうホントに呆れた、、、



これは裁判所では当たり前に行われていることですか??そうじゃなかったら弁護士の大失言です。内緒で話していたことを暴露されて、横で聞いていた調停委員もさぞかしハラハラしたことでしょう。そもそも私がその場にいたら、きっとこういう話は出来なかったのかもしれません。そう思うと、私はやはり調停に行くべきだったと心底後悔しました。



それにしても、弁護士は私に何度も会っているのに、私の性格をどうみていたのでしょう、、、私は正義感が強く、嘘が大嫌いな人間です。また人に迷惑を掛けるのを極端に嫌います。私があの時、コロナ禍で調停が進まないと嘆いている人たちに、このことをSNSでぶちまけていたら一体どうなっていたか、、、まあ今だから話せることですが、、、



私はそれを聞いて全く行く気がしませんでしたが、取り合えず、候補に挙がった日にちで適当に良さそうな日を答えておきました。それからまた後で調停で話した詳しい内容を説明するから電話しますと言われて一旦電話を切りました。
私はこのコロナ禍で調停は早くて一か月に一度程度行われるものだと思っていたので、占い師が勧めてくれたように、せめて秋頃に離婚が成立すれば良いなあとおぼろげには思っていましたが、まさか裁判所の意向で、複数回調停日程を決めてくるとは夢にも思いませんでした。



その後、暫くして再び弁護士から電話がかかってきました。6月は私は行かれるかどうか分からないというとその時は審判にしてもらうから良いですと言ってきました。そんな手も使えるんですね、、、それにこんなことを言われました。
『元夫さんが良い条件を出してきました。家のローンの残債はカードローンを使って自分が責任を持って完済して家の名義を全てyumikoさんに変更すると言ってきました。これは調停委員も驚いていました。それから次回調停までにお互いに財産を出し合うことを了解して、すべて財産開示しますと言ってきました』



この間の打ち合わせは何だったんでしょうか、最初から元夫が家のローンを払うと言っていたと、既定路線だと話したばかりなのに、もう本当に嫌になってきました。この弁護士の頭の中は、たぶん色んな案件がごちゃ混ぜになって、きちんと頭に入っていないのでしょう。でなきゃこんな答えにはならないはずです。



それにあの元夫のことです。財産開示も弁護士の言う通りに素直にするはずはありません。
そのことについては、次回お話ししたいと思います。

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