あまり思い出したくはないのですが、簡単に私と元夫が知り合って結婚した経緯をお話します。
出会い
元夫と出会ったのは、大学2年生の時。
お互い都内の大学に通ってました。
私の大学の友人が恋人リサーチで連絡が来た相手から、グループで豊島園に遊びに行かないかと誘われて、それに頭数が足りないから来てくれないかと頼まれて行ってみたら、そこにたまたま元夫が居たといった感じです。
その当時は、バブル時代真っ盛り、世の中は活気にあふれていました。首都高や東名高速を走ると半数くらいが外車、それもベンツやBMばっかり。
付き合い始めの頃、クリスマスの日に待ち合わせて渋谷に行ったら、もうそこら中カップルだらけ。
雨が降っていたせいで、カップルがみんな相合い傘でせまい歩道を歩かなければならず、傘と傘がぶつかって、とても歩きずらかったのを今でも覚えています。
クリスマスディナーも綺麗な夜景の見えるホテルの部屋も1年以上前から予約しないといけないほど大盛況でした。今から考えても眩しいくらいの華やかな、本当に景気が良かった時代です。
私達は学生同士で、元夫は地方から出て来て独り暮らしだったので、そんな贅沢をするお金はありませんでした。ただ中古ながらも車を持っていたので、デートはもっぱらドライブか下宿先に遊びに行くことが多かったですね。
付き合っていた頃は楽しかった思い出しかありません。私は真剣に付き合ってました。
他にも付き合おうと言ってくれる人はいましたが、他には絶対振り向きませんでした。
反対に、元夫には地元で中学から大学に入るまで付き合っていた彼女がいました。大学に入るために東京に出て来て遠距離になり、いつまでも縛っておくわけにはいかないと元夫から別れを切り出したそうです。
それから数年後、元カノは地元で就職して結婚したそうですが、
実はその元カノが私達の離婚の原因となった不倫相手なのです。元夫と再会して不倫関係になったときは、不倫相手は夫と死別していました。
後から聞いた話ですが、元カノは結婚してからも、東京にいる私の元夫に電話をかけて、自分の夫の悪口を話していたそうです。この話は、不倫発覚後に元夫から聞いたのですが、自分に夫がいながら、わざわざ縁遠くなった元彼に電話して、夫の愚痴を言う心理を私は理解できません。
しかもまだ結婚して数年足らずで、もう既に子供も儲けていたと思います。私は仕事をしながら、子供を産んで育てていくだけで精一杯で、とても他の男性に電話をして愚痴をこぼす、元気も余裕もありませんでした。私が今まで知り合ったママ友でも、そんな軽い人は誰一人いません。
元夫と不倫中も、他の男性と二股かけていたような人ですから、もともとそういう性質を持っていたと思います。そういう人を私より素晴らしいと言って選んだ元夫は、将来幸せになるとはとても思えません。
結婚
私たちは約5年付き合った後、ここで挙式をしました。後で元夫の経歴で触れますが、大学と大学院を学士入学を含めて8年間過ごした後、卒業就職と同時に結婚しました。お互い26歳になる年でした。
本来、信者以外は式は挙げられないのですが、一般の方でも出来ます。
私達の時代は、2人揃って結婚講座を4回受ければ、許可がおりました。
この講座でお説教されていた故荒井神父さまのもと、誓いの言葉を立てました。
この時はまさか将来離婚するなんてこれっぽちも思わなくて、今は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも本当に素敵なカトリック教会で、ここで結婚式を挙げられて良かったと思っています。
紹介する資格はないとは思いますが、ぜひお近くにいらした際は、ぜひ一度訪ねてみてください。
私も機会があったら、その時は懺悔に行きたいと思います。
卒業前の3月に結婚式を挙げてから、すぐ新婚旅行へ行き、帰ってきたら元夫は就職、私は変わらずずっと週4で働いていました。
元夫は、最初の1年目は本省ではないところに勤務していたので、そんなに忙しくはなく、楽しい新婚生活でした。私はすぐ妊娠して、年末に長女が誕生しました。
今から考えても、この年が結婚してから一番幸せな年でした。
2年目から本省勤務になり、途端に忙しくなり、ほとんど家に帰って来なくなりました。
長女が4歳になる年に次女が生まれ、私も仕事と子育てに追われ、私の実家を2世帯住宅に建て替えて住む形と変化していきました。
コメント